サントリー株式会社、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に向けた取り組み
サントリー株式会社は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に共感し、持続可能な未来社会の構築を目指した取り組みを展開しています。1970年の日本万国博覧会(EXPO’70)では「生命(いのち)の水」をテーマにサントリー館を出展し、万博オリジナルカクテルやアラスカ氷河の氷を使ったドリンクを提供しました。
今回の大阪・関西万博では、環境負荷軽減に配慮した商品開発と新たな商品開発モデルの提案を両輪として取り組みを進めます。
大阪・関西万博会場での商品提供
サントリーは、大阪・関西万博会場内にレストラン「水空 SUIKUU」を出店し、以下の商品を提供します。
1. 再生農業原料を使用したビール「水空エール」
「水空エール」は、再生農業で生産された大麦とホップを使用し、サントリーが初めて開発した再生農業原料を用いたビールです。再生農業とは、土壌の健全性や生物多様性を保護・改善しながら、農家の生活向上にも資する農業アプローチです。カバークロップの活用や耕起低減などの農法により、農業由来の温室効果ガス排出量削減、土壌の肥沃化、化学肥料や農薬の使用量削減、水の有効利用などが期待できます。サントリーグループは2022年から、サプライヤーや農家の協力を得て再生農業に取り組んでおり、その成果として「水空エール」が誕生しました。
- 特徴: 爽やかで清々しい香り、心地よくすっきりとした後味。
- 販売店舗: 大阪・関西万博会場内レストラン「水空 SUIKUU」。大気中のCO2を回収したガラス原料の一部を使用した世界初の特別なグラスでの提供を予定。
- 販売価格: 未定。数量限定のため、なくなり次第終了。
2. CO2削減びんを使用した日本ワイン
「SUNTORY FROM FARM 登美の丘 赤 時のかさね」と「同 信州 シンフォニー 2023」は、ガラスびんの製造工程におけるCO2排出量を約13%削減したびんを使用しています。(同一ガラスびん製造所内比) ガラス生地を溶融する際の燃焼方式を空気燃焼から酸素燃焼に変更することでCO2排出量を削減しています。
- 販売店舗: 大阪・関西万博会場内レストラン「水空 SUIKUU」。びん(750ml)またはグラスでの提供を予定。
- 販売価格: 未定。数量限定のため、なくなり次第終了。
お客様参加型商品開発モデル「ワールドKANPAIビール」
サントリーは、お客様参加型の新たな商品開発モデルを大阪・関西万博で展開します。4月13日(日)から5月31日(土)まで、大阪・関西万博会場でベースとなるビールを販売し、来場者からの嗜好に関するアンケートを実施します。アンケート結果を基に商品開発を行い、9月に「ワールドKANPAIビール」として全国数量限定で発売予定です。
- 販売場所: 大阪・関西万博会場西ゲートおよびEXPOアリーナに隣接したフードトラックエリア。その他、サントリービール工場やイベントでも一部販売予定。
- アンケート内容: 香り、刺激(炭酸)の強さ、味の濃さ、苦味、後味、アルコール感、味や香りに関する意見、出来上がるビールからイメージする色、の8項目について回答。
赤玉スイートワイン 万博ラベル
近畿エリアで3月下旬以降順次、数量限定で発売される「赤玉スイートワイン 万博ラベル」は、ラベルに「大阪生まれの赤玉」と記載し、大阪・関西万博のロゴマーク、公式キャラクター「ミャクミャク」をデザインに取り入れています。大阪・関西万博会場での販売は予定されていません。
その他の大阪・関西万博関連取り組み
サントリーグループは、大阪・関西万博において、未来社会ショーケース事業および催事企画コンテンツ(水上ショー「アオと夜の虹のパレード」)、次世代向けSDGsプログラム「サントリー×ダイキン Out of KidZania」、飲食店出店など、多岐にわたる取り組みを行っています。
サントリー株式会社は、大阪・関西万博を通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを積極的に推進していく姿勢を示しています。 これらの取り組みが、未来社会のデザインに貢献することが期待されます。


