大阪・関西万博:来場者の約3割がスマホ充電切れに苦戦 – 株式会社INFORICHの調査結果
2025年5月14日(木)から19日(月)にかけて、モバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT®」を運営する株式会社INFORICHが、大阪・関西万博来場者310名を対象に「万博での充電状況実態調査」を実施しました。その結果、来場者の28.7%がスマホの充電切れに困ったと回答、約3割が「充電難民」状態に陥っていたことが明らかになりました。
大阪・関西万博では、チケット表示、情報検索、キャッシュレス決済、SNS投稿など、スマートフォンの活用が不可欠です。そのため、来場者にとってスマートフォンの充電は非常に重要な課題となっています。INFORICHは大阪府内に約5500箇所のChargeSPOTを設置し、夢洲駅や会場内のビジョンサービスブースなどでもモバイルバッテリーを提供することで、万博来場者の充電環境整備に貢献しています。今回の調査は、万博開幕から1ヶ月が経過した時点での充電実態を把握し、今後の充電環境改善に役立てることを目的として実施されました。
調査結果詳細
会場での困りごと:広さ、混雑が上位を占める一方、充電問題も深刻
万博会場で困ったこと、不便だったことについて尋ねたところ、「会場が広くて大変だった(58.7%)」が最も多く、次いで「長時間並ばなければいけなかった(53.9%)」、「飲食店が混雑していて利用しづらかった(42.9%)」と、会場の広さや盛況ぶりに起因する不便さを訴える回答が多数を占めました。 一方で、「トイレが少ない/混雑していた(29.4%)」、「スマホの充電が切れそうになった/充電がなくなった(28.7%)」も約3割を占め、インフラ設備に関する課題も浮き彫りになりました。
スマホ充電切れによる困りごと:情報確認の困難さが突出
スマホの充電が切れそうになった、もしくはなくなったと回答した310名に対して、その際の困りごとを質問したところ、「パビリオンの情報が確認できなかった(69.7%)」が最も多く、次いで「写真や動画が撮れなかった(62.9%)」、「マップや案内が見られなかった(59.6%)」という結果でした。「決済ができなかった(28.1%)」と回答した人も存在しました。
来場前の充電対策:事前フル充電が主流、しかし不安は残る
来場前のスマホ充電対策について尋ねたところ、「事前にフル充電してきた(83.9%)」が最多でした。次いで「モバイルバッテリーを持参した(60.0%)」、「会場の充電設備を事前に確認した(20.3%)」という結果となり、回答者全員が何らかの対策を講じていたことが分かりました。しかし、それでも万博来場中に充電に不安を感じてスマホの利用を控えたことがあると回答した人は55.5%にのぼりました。
充電切れ時の対応:友人・家族への借用が最多
万博会場でスマホの充電が切れそうになった、もしくはなくなったと回答した人に対して、その際の対応について尋ねたところ、「友人・家族にモバイルバッテリーを借りた(52.8%)」が最も多く、次いで「スマホの利用をできるかぎり控えた(48.3%)」、「会場内の充電サービス(コンセント・ChargeSPOTなど)を利用した(38.2%)」という結果となりました。
まとめ
本調査では、事前に充電対策を行っていたにも関わらず、万博会場において充電に不安を感じてスマホの利用を控えた人が半数以上いるという結果が示されました。決済や情報確認、写真・動画撮影など、スマホの利用機会が多い万博において、事前の充電対策の徹底が重要であることが改めて確認されました。
調査概要
- 調査方法: インターネットリサーチ
- 調査期間: 2025年5月14日(木)~5月19日(月)
- 調査地域: 全国
- 有効回答数: 310名
- 割付方法: 性年代別均等回収(男女✕20代/30代/40代/50代/60代以上、各31名)
※当記事に掲載のデータを引用・転載される際は、株式会社INFORICHまでご一報ください。 ※「ChargeSPOT®」は株式会社INFORICHの登録商標です。