ハイドロネクスト、HN水素精製技術の世界展開開始 マレーシア政府傘下の研究機関子会社との戦略的連携をExpo2025大阪・関西万博で発表
2025年、株式会社ハイドロネクスト(CEO 永井 正章)は、同社が開発したHN水素精製技術の世界展開に向け、マレーシア科学技術イノベーション省(MOSTI)傘下の研究機関NanoMalaysia Berhad(NMB)の子会社Hypertech Industries Sdn Bhd(HISB)と戦略的連携に関する基本合意書(MOU)を締結しました。この締結式は、Expo2025大阪・関西万博のマレーシアパビリオンにて執り行われ、MOSTI事務局長Datuk Seri Hj. Hasnol Zam Zam bin Hj. Ahmad氏立会いのもと、ハイドロネクストCEO永井正章氏と、NMB CEO兼HISB取締役Dr. Rezal Khairi Ahmad氏によって行われました。マレーシア現地のメディアもこの発表を取り上げています。 報道記事のURLはhttps://www.bernama.com/en/press/news.php?id=2422661です。
HN水素精製技術は、従来の水素精製に用いられるパラジウムに代わり、埋蔵量が多く安価なバナジウム金属透過膜を使用することで、混合ガス状態から理論上100%の高純度水素精製を実現する技術です。水素はカーボンニュートラルな次世代エネルギー源として注目されていますが、精製コストの高さが世界的な普及を阻む課題となっています。HN水素精製技術は、この課題解決に貢献する革新的な技術と言えるでしょう。
今回のMOU締結により、ハイドロネクストとHISBは、日本とマレーシアにおける水素バリューチェーンの構築に向けて協力体制を構築します。具体的には、両国を中心に、オフグリッドな環境でも電力を供給できる燃料電池等の技術開発と実証を推進していく予定です。
HN水素精製技術の特徴:
- 安価なバナジウムの活用: パラジウムよりも安価で入手しやすいバナジウムを使用することで、水素精製コストの低減を実現。
- 高純度水素精製: 混合ガス状態から理論上100%の高純度水素精製が可能。
- 世界展開への貢献: コスト競争力と高純度精製技術により、世界における水素エネルギー利用拡大に貢献。
MOU締結による両社の連携内容:
- 水素バリューチェーン構築: 日本とマレーシアにおける水素バリューチェーンの構築に向けた協力。
- 燃料電池技術開発・実証: オフグリッド環境でも電力供給可能な燃料電池等の技術開発と実証を両国を中心に推進。
- 世界展開推進: HN水素精製技術の世界展開に向けた協調。
株式会社ハイドロネクストについて (簡潔な紹介):
株式会社ハイドロネクストは、革新的な水素精製技術の開発と普及に取り組む企業です。HN水素精製技術は、その中心技術として注目を集めています。
本件に関するお問い合わせ:
株式会社ハイドロネクスト 森迫 E-mail: info@hydronext.co.jp Phone: 097-529-5756
Expo2025大阪・関西万博でのMOU締結は、HN水素精製技術の世界展開における重要な一歩であり、日本とマレーシアの両国における水素エネルギー社会実現に向けた取り組みを加速させる契機となることが期待されます。 この連携が、世界的なカーボンニュートラル実現に貢献していくことが期待されます。

