大阪・関西万博 e-メタン製造(メタネーション)実証設備に東京貿易メカニクス株式会社の圧縮機が採用
2025年、大阪・関西万博のカーボンリサイクルファクトリー(*1)内にあるe-メタン製造(メタネーション)実証設備「化けるLABO(ラボ)」に、東京貿易メカニクス株式会社(以下TMX)の圧縮機が採用されました。TMXは東京貿易ホールディングス株式会社のグループ会社です。
TMXが提供した圧縮機は、空気やガスといった気体を圧縮して移送する機械です。この圧縮機によって、実証設備内では常圧より高い圧力環境が実現され、メタネーション反応の速度向上、ひいてはメタンの効率的な生成に貢献しています。
TMXは米国コーケン社のコンプレッサーを日本LPG業界にいち早く導入し、配管・タンク・制御盤・モーターなどを自社工場で組み立て、ユニットとして納入する体制を整えています。長年にわたる実績から、日本全国の多くの充填所でTMXの圧縮機が使用されており、その性能と扱いやすさ、そして保守・メンテナンスサービスの質の高さが評価されています。50年以上にわたり、お客様に安心してご使用いただける製品とサービスを提供し続けている点が強みです。
メタネーションとカーボンニュートラル
「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」(*2)では、メタネーション技術が重要な要素として位置づけられています。メタネーションは、CO₂と水素を反応させてメタンを生成する技術であり、CO₂排出削減とカーボンニュートラルの実現に大きく寄与します。TMXは、このメタネーション技術を支える圧縮機を提供することで、未来の脱炭素化に貢献しています。
東京貿易メカニクス株式会社について
TMXは、ガスエネルギー分野における設計、開発、製造、販売、メンテナンスまでを一貫して行う企業です。高圧ガスのプロフェッショナル集団として、国内外の優れた圧縮機やポンプ、都市ガス用付臭設備等の製品とアフターサービスを提供し、LPガス及び都市ガス業界の発展に貢献しています。クリーンエネルギーの安定供給と持続可能な社会づくりに貢献することを目指しています。
東京貿易グループについて
東京貿易グループは、持ち株会社である東京貿易ホールディングス株式会社と15の事業会社からなる事業開発型商社グループです。エネルギーインフラ、スマートマニュファクチャリング、イメージソリューション、マテリアルサプライの4つのセグメントに注力し、各社の専門性を活かしながら、総合力を生かした新しい価値の提供を目指しています。
1:カーボンリサイクルファクトリーでの取り組み(2025年日本国際博覧会協会ホームページ) 2:ガスのカーボンニュートラル化を実現する「メタネーション」技術(経済産業省 資源エネルギー庁 エネこれ 2021-11-26)
本プレスリリースは、TMXの圧縮機が大阪・関西万博のe-メタン製造実証設備に採用されたことを発表するものです。TMXは、高圧ガス分野における豊富な経験と高い技術力を活かし、今後も脱炭素化社会の実現に貢献していきます。


