2025年日本国際博覧会「フューチャーライフエクスペリエンス」でタイガー魔法瓶が革新的な真空断熱パネル技術を展示
2025年10月7日(火)から10月13日(月)まで開催される2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)において、タイガー魔法瓶株式会社は、「未来社会ショーケース事業・フューチャーライフ万博」の「フューチャーライフエクスペリエンス」にて、同社が開発した「ステンレス密封長寿命不燃真空断熱パネル技術」を展示します。
この技術は、大阪府の「カーボンニュートラル技術開発・実証事業」の支援を受けて開発されたものです。この事業は、2025年大阪・関西万博を機に、カーボンニュートラルに貢献する最先端技術の開発・実証を目指す企業を後押しする取り組みです。
タイガー魔法瓶は、2023年に創立100周年を迎え、長年培ってきた真空断熱技術を宇宙分野にも展開するなど、その技術力を高めてきました。今回の展示では、その強みである真空断熱技術と、高度なステンレス加工技術を融合させた「ステンレス密封真空断熱パネル」が紹介されます。このパネルは、高断熱性、長寿命性、不燃性を兼ね備え、世界のカーボンニュートラルへの貢献を目指した画期的な技術です。
ステンレス密封真空断熱パネル:高性能と持続可能性を両立
「ステンレス密封真空断熱パネル」は、魔法瓶の技術を応用した製品です。薄いステンレス素材を使用することで、従来の真空断熱材では実現できなかった不燃性と、長期間にわたる高い断熱性能を両立しました。従来の真空断熱材は、経年劣化によって真空度が低下したり、可燃性素材を使用しているなどの課題がありました。しかし、このパネルはステンレス素材を使用することで、30年以上(※)の真空断熱維持を実現し、「長寿命化」と「不燃性」を同時に達成しています。
(※使用素材のガス透過性能実測値からの推計値(自社測定法により算出))
近年、冷蔵冷凍輸送の需要増加に伴い、CO₂排出量削減が重要な課題となっています。「ステンレス密封真空断熱パネル」は、輸送ボックスやコンテナに搭載することで、保冷に必要な電力の削減、ひいてはCO₂排出量の抑制に貢献します。タイガー魔法瓶は、トラック、鉄道コンテナ、海上コンテナなど、コールドチェーンの各方面での事業化を検討しています。 また、建築・建材分野においても、環境に配慮した持続可能な資材として活用が期待されています。
万博期間中は、会場内外で本パネルを用いた断熱輸送ボックスなどを保冷保管・輸送に使用予定です。
展示概要
日時: 2025年10月7日(火)~10月13日(月)
場所: 大阪・関西万博会場内(西ゲート側) フューチャーライフヴィレッジ フューチャーライフエクスペリエンス
展示内容: タイガー魔法瓶 ステンレス密封長寿命不燃真空断熱パネル技術開発・実証 (大阪府「カーボンニュートラル技術開発・実証事業」事業者合同でのブースとなります。)
注意事項: 「フューチャーライフエクスペリエンス」へのご入場には、別途万博入場券が必要です。入場券購入については、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会公式Webサイトをご確認ください。
主催: 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
フューチャーライフエクスペリエンスについて
「フューチャーライフエクスペリエンス」は、「未来の暮らし(食・文化・ヘルスケア)」をテーマに、様々な参加者が未来社会の姿を共に考え、創造していく共創(co-create)の場です。
タイガー魔法瓶株式会社について
熱制御テクノロジーで世界をリードするタイガー魔法瓶株式会社は、大阪府門真市に本社を置く企業です。
この展示を通して、タイガー魔法瓶は、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを積極的に発信していきます。


