京都・西本願寺の3DCG動画が「第3回日本国際芸術祭/大阪・関西万博」に出展
SoVeC株式会社が制作した3DCG動画が、2025年7月2日(水)~7月6日(日)に開催された大阪・関西万博会場内EXPOメッセ「WASSE」の「第3回日本国際芸術祭出展/大阪・関西万博」において、京都・西本願寺のブース映像として採用されました。
この芸術祭は、「日本の最高の美とこころ」をテーマとしたゾーンを設けており、西本願寺のブースは、伝統と革新が融合するコンテンツとして注目を集めていました。SoVeC株式会社が制作した3DCG動画は、その重要な役割を担いました。
先進技術による西本願寺の精緻な再現
本動画は、先進的な「3D Gaussian Splatting」技術を活用して、西本願寺を非常に高精度に3Dデータ化しています。この技術により、歴史的建造物の荘厳な美しさや空気感をダイナミックに表現することに成功しました。伝統と革新が融合した映像は、来場者に新たな文化体験を提供することを目的としています。
SoVeC株式会社は、西本願寺の広大な境内、国宝である御影堂と阿弥陀堂といった世界最大級の木造建造物、そしてお堂内の美しい装飾や御真影などを、実際にその場にいるかのような臨場感で表現するために「3D Gaussian Splatting」技術を採用しました。従来のCGでは表現が難しかったリアリティを追求し、建造物の重厚な質感、光の反射や映り込み、境内の澄んだ空気感などを忠実に再現することに成功しています。
二種類の動画による多角的なアプローチ
西本願寺ブースでは、2種類の動画が上映されました。
一つ目は「御影堂から阿弥陀堂へ渡る」というタイトルの動画で、御影堂と阿弥陀堂の荘厳な姿、両堂をつなぐ回廊、そして美しいお堂内を、あたかも実際に巡礼しているかのような体験ができる映像となっています。
もう一つは「境内の見どころ」というタイトルの動画で、3DCGならではの自由なカメラアングルを用いて、境内の様々な見どころを紹介しています。さらに、空間上にテキストを配置するなど、ユニークな演出が施されています。
これらの動画制作において、西本願寺からは原田朋氏がクリエイティブディレクターとして、D2C ID IMG SRC STUDIOの前野剛宏氏がテクニカルディレクターとして携わっています。企画、撮影、3DCG制作、プロデュースはSoVeC株式会社が担当しました。
イベント概要とSoVeC株式会社について
イベント概要
- 会期: 2025年7月2日(水)~7月6日(日)
- 会場: 大阪・関西万博会場内 EXPOメッセ「WASSE」
- ブース番号: 「日本の最高の美とこころ」テーマゾーン A-⑥
- 主催: 一般社団法人夢洲新産業・都市創造機構
- 入場: 大阪・関西万博入場チケットが必要。イベントへの入場は予約不要。
SoVeC株式会社について
SoVeC株式会社は、「テクノロジーの力でコミュニケーションを進化させる」というミッションのもと、デジタルコミュニケーション領域におけるソリューション提供と新しい顧客体験の創出を追求しています。
本イベントを通して、SoVeC株式会社は最新の3DCG技術を用いて、日本の伝統文化である西本願寺の美しさを世界に発信することに貢献しました。 高精細な3D映像技術と、歴史的建造物の持つ荘厳さを巧みに融合させた本作品は、来場者に深い感動と新たな文化体験を提供したと言えるでしょう。
