
横浜・上瀬谷で開かれるGREEN×EXPO 2027について、会場づくりの動きが少しずつ見えやすくなってきました。
GREEN×EXPO 2027は、2027年3月19日(金)から9月26日(日)まで開かれる国際園芸博覧会です。会場は旧上瀬谷通信施設。博覧会区域は約100ヘクタール、そのうち会場区域は80ヘクタールとされています。
2026年5月28日時点で確認できる大きな進展は、次の4つです。
- AIPH(国際園芸家協会)の一年前査察が行われた
- 横浜市が令和8年度の主な工事内容をまちづくりニュースで示した
- 周辺道路や交通切り替え、夜間通行止めなどの案内が出ている
- 大阪・関西万博から運ばれた樹木が、GREEN×EXPO 2027会場に植栽される流れが確認できる
ただし、この記事は現地を歩いて確認したものではありません。公式サイト、横浜市の資料、協会の発表で確認できる範囲を整理します。
AIPHの一年前査察で、上瀬谷会場の視察が行われた
GREEN×EXPO 2027公式サイトは、2026年5月1日に「AIPH(国際園芸家協会)が1年前査察を行いました」と発表しました。
発表によると、査察は2026年3月16日と17日に実施されました。AIPHは国際園芸博覧会の承認を行う団体です。査察では、GREEN×EXPO 2027の開催予定地である旧上瀬谷通信施設の視察、準備状況の報告、意見交換が行われています。
ここで大事なのは、「会場の完成写真が出た」という話ではないことです。確認できるのは、承認機関による一年前のチェックが行われ、会場視察と準備状況の確認が進んだという点です。
会期まで1年を切った段階で、国際園芸博覧会としての準備状況を外部の承認機関に見せる段階に入っている。これが今回の分かりやすい進展です。
参考情報:
横浜市の資料では、令和8年度の工事内容が示されている
横浜市は、旧上瀬谷通信施設地区のまちづくりニュースを発行しています。最新の第9号は、令和8年3月発行です。
横浜市のページでは、第9号の主な掲載内容として、GREEN×EXPO 2027の出展情報、令和8年度の主な工事の実施場所と概要、新たな交通である瀬谷バス専用道線の整備、海軍道路の桜並木再生が挙げられています。
つまり、会場整備は「会場の中だけ」の話ではありません。出展、道路、バス専用道、桜並木の再生など、来場者が会場へ行くまでの動きも含めて進んでいます。
特に上瀬谷は、もともと米軍施設だった広い土地です。GREEN×EXPO 2027の開催に合わせて、会場づくりと将来のまちづくりが重なっています。花博だけを見ても、周辺道路や交通基盤を切り離して考えるのは難しい場所です。
参考情報:
工事に伴う交通規制も出ている
横浜市の「工事のお知らせ」は、2026年5月22日に更新されています。
その中では、市道環状4号線(北町地区)の交差点改良事業に伴う夜間通行止め規制が案内されています。対象日は、2026年6月24日、7月1日、7月15日の夜間と、7月8日、7月9日の夜間です。荒天時は翌日に順延されます。
この情報は、花博当日の交通案内ではありません。2026年夏の工事規制です。
ただ、会場周辺の道路整備が実際に進む段階に入っていることは分かります。近くを車で通る人、海軍道路や環状4号線周辺をよく使う人は、花博の開催日だけでなく、準備期間中の工事情報も見ておいたほうがよさそうです。
同じページには、GREEN×EXPO 2027および上瀬谷の将来のまちづくりに向けた工事説明会の資料も掲載されています。2025年11月と2025年5月に、横浜市と博覧会協会が共同で説明会を行ったことも確認できます。
参考情報:
大阪・関西万博からの樹木も会場へ
会場づくりの中で、もう一つ分かりやすい動きがあります。大阪・関西万博からGREEN×EXPO 2027へ樹木を引き継ぐ取り組みです。
GREEN×EXPO 2027協会は、2026年3月4日から6日にかけて、大阪・関西万博会場内の樹木をGREEN×EXPO 2027の会場へ輸送するプロジェクトを実施したと発表しています。
発表では、輸送した樹木は「モーダルシフトによる脱炭素化」の実証例として、GREEN×EXPO 2027の会場に植栽されると説明されています。
これは、会場の景色が完成したという意味ではありません。ただ、展示や理念だけでなく、実際に会場へ植える樹木の準備も進んでいることが分かる情報です。
「花博」と聞くと、花壇や庭園だけを想像しがちです。しかし、今回の博覧会では、資源循環や輸送方法も見せ方の一部になっています。樹木輸送は、その具体例として押さえておきたい動きです。
参考情報:
来場者に関係するのは、会場内より交通のほうかもしれない
GREEN×EXPO 2027の会場は広いです。会場区域だけで80ヘクタールあります。東京ドーム何個分という例えよりも、「一日で全部を細かく見るのは大変な広さ」と考えたほうが現実的です。
来場者にとって気になるのは、会場の中身だけではありません。どうやって行くか、どこで降りるか、車で行けるのか、帰りに混むのかも重要です。
公式アクセスページでは、シャトルバス、直行バス、団体バス、車・バイク、パーク&ライド、自転車、徒歩などの選択肢が案内されています。会場駐車場は事前予約制とされ、会場周辺道路での送迎は控えるよう案内されています。
また、GREEN×EXPO 2027公式サイトには、来場者輸送実施計画の第2版が2026年2月27日付で掲載されています。交通計画も更新される段階に入っています。
花や展示の発表だけを追っていると、交通の準備を見落としやすいです。実際に行く予定がある人は、チケットより前にアクセス方法を確認しておくほうがよいです。
参考情報:
いま分かること、まだ分からないこと
いま分かることは、会場整備が準備資料の段階から、査察、工事説明、交通規制、樹木輸送といった具体的な段階に入っていることです。
一方で、まだ分からないこともあります。
たとえば、来場者が最初に見るゲート周辺の完成形、会期中の細かい園路の混雑、季節ごとの花の見え方、開幕直後の交通混雑は、実際の運用が近づかないと判断しにくい部分です。
また、工事情報は今後も更新されます。2026年5月時点の情報だけで、2027年の来場計画を固定するのは早いです。
今できるのは、次の3つです。
- 会場の場所と広さを確認する
- 公式アクセスページで交通手段をざっくり比べる
- 工事や交通規制の更新を、行く時期が近づいたら再確認する
まとめ
GREEN×EXPO 2027の会場整備は、上瀬谷会場の一年前査察、横浜市の工事情報、周辺道路や交通計画、樹木輸送など、複数の面で進展が確認できます。
ただし、現時点で見えているのは「完成した会場」ではなく、「完成に向けた準備の動き」です。会場内の展示や花の見え方、当日の混雑、交通の細部は、今後の公式発表を待つ必要があります。
花博へ行くつもりなら、今は会場の広さ、アクセス、工事の進み方を押さえる時期です。来場日を決める段階になったら、公式サイト、横浜市の工事情報、交通アクセスのページをもう一度確認してください。
参考情報:

