大阪・関西万博 フューチャーライフヴィレッジニュースレター11月号:参加企業決定情報とベストプラクティス選定結果
2024年11月発行のフューチャーライフヴィレッジニュースレターでは、フューチャーライフエクスペリエンス&「TEAM EXPOパビリオン」に参加する企業・団体の一部と、2025年日本国際博覧会「ベストプラクティス」の選定結果が発表されました。フューチャーライフエクスペリエンス&「TEAM EXPOパビリオン」は、大阪・関西万博の未来社会ショーケース事業(フューチャーライフ万博)の一環として実施され、報道関係者向けにニュースレターが発行されています。「フューチャーライフヴィレッジ」は、フューチャーライフエクスペリエンス&「TEAM EXPOパビリオン」が開催される会場の名称です。公式サイトはhttps://www.expo2025.or.jp/future-index/future-life/flv/です。
参加決定企業
以下の企業・団体が「期間展示ブース」または「FLEステージ」への参加が決定しました。参加企業・団体は今後順次発表予定です。
期間展示ブース
(1) 一般社団法人 大阪府歯科医師会 (テーマ:ヘルスケア)
- 展示内容: 2030年未来のヘルスケアを体験。唾液とスマートウオッチによるセンシングデータのAI分析結果を洗面台のミラーに表示し、異常値をアラームで知らせるシステムを提示します。
- 万博会場での参加期間: 2025年6月17日~6月23日
(2) 大阪府 (受託者:Osaka Smart Health Alliance(大阪商工会議所、株式会社日本総合研究所、株式会社電通)) (テーマ:ヘルスケア)
- 展示内容: 大阪スマートヘルスプロジェクト「Health-O」の紹介。運動・栄養・睡眠の質向上に繋がるアプリなどを展示します。
- 万博会場での参加期間: 2025年5月6日~5月12日、2025年6月17日~6月23日
(3) 九宮国際人材開発およびコンサルティング株式会社 (テーマ:教育)
- 展示内容: 未来教育 九宮学理の紹介。子どもの潜在能力を引き出すシステムと、個々に合わせた成長プランの提案について展示します。
- 万博会場での参加期間: 2025年5月6日~5月12日
(4) 共和メディカル株式会社 (テーマ:ヘルスケア)
- 展示内容: 未来の「みんなの保健室」構想の紹介。地域に展開する相談場所として、分身ロボットを使った働き方や遺伝子解析によるヘルスケアなどを提案します。
- 万博会場での参加期間: 2025年7月8日~7月14日
(5) 株式会社グリーンデザイン&コンサルティング (テーマ:食)
- 展示内容: レトルト加工技術を使った長期保存防災食事業の紹介。50年後のフェーズフリーな食事と、食品ロス撤廃、全世界での食べ物の最適な配分を実現する未来を示します。
- 万博会場での参加期間: 2025年6月10日~6月16日
(6) 国立大学法人 神戸大学 (テーマ:学生が導く未来社会のスタートアップ)
- 展示内容: SDGs未来ビジネス学生コンテストグランプリ受賞チームの成果物展示。Z世代学生が考える未来社会を体験できる空間を演出します。
- 万博会場での参加期間: 2025年9月30日~10月6日
(7) 国立研究開発法人理化学研究所ガーディアンロボットプロジェクト (テーマ:科学技術)
- 展示内容: 人と関わり、人を支援する自律ロボットの実証・展示。人の意図推察や記憶を利用したコミュニケーション機能を紹介します。
- 万博会場での参加期間: 2025年5月20日~5月26日
(8) 国際連合工業開発機関(UNIDO)東京投資・技術移転促進事務所 (テーマ:SDGs)
- 展示内容: サステナブル技術普及プラットフォーム(STePP)登録技術の実機展示。エネルギー、環境、アグリビジネスなど、SDGsに配慮された日本の技術を紹介します。
- 万博会場での参加期間: 2025年9月23日~9月29日
(9) CKD株式会社 (テーマ:ヘルスケア)
- 展示内容: 空気圧機器を使った感覚統合遊具の紹介。発達障害を持つ子どもの感覚統合機能を鍛えるシステムを展示します。
- 万博会場での参加期間: 2025年5月27日~6月2日
(10) ブラザー工業株式会社 (テーマ:環境)
- 展示内容: カーボンニュートラル等の環境対策に関する体験型ブース。タブレット端末などで記入したアイディアを共有アプリで共有し、意見交換を行います。
- 万博会場での参加期間: 2025年4月15日~4月21日
FLEステージ
九宮国際人材開発およびコンサルティング株式会社 (テーマ:教育)
- 展示内容: 九宮学理の創始者、程春生氏による基調講演。個性を伸ばす教育方法について講演を行います。
- 万博会場での参加日時: 2025年7月19日13時00分
2025年日本国際博覧会「ベストプラクティス」選定結果
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、2025年日本国際博覧会ベストプラクティスを25プロジェクト選定しました。これらのプロジェクトは、開催期間中、フューチャーライフヴィレッジ内およびバーチャル万博上で展示される予定です。選定期間は2023年9月19日~2024年6月19日でした。
選定された25プロジェクトは以下の通りです。(プロジェクト名、実施主体、国名)
- 株式会社テクリコ(日本)
- 海藻ラボ(日本)
- 立命館大学カーボンマイナスプロジェクト(日本)
- Team Kamiito(日本)
- JICA Kansai/DRLC 未来共創防災チーム(日本)
- 京都超SDGsコンソーシアム(日本)
- Farm Data Terroir Branding Project(日本)
- Contact Base(インド)
- uni masaqueri Alliance(アメリカ合衆国)
- Saathi(インド)
- TensorUnit(ベナン)
- YY ReGen(レバノン)
- Mountain Partnership Secretariat (FAO)(キルギス)
- EinDollarBrille e.V.(ブルキナファソ)
- Educase(ネパール)
- Strømlinet Nano(デンマーク)
- ATC Nepal(ネパール)
- PEEL Lab(日本)
- Street Business School(世界各国)
- Masungi Georeserve Foundation(フィリピン)
- Cure Bionics(チュニジア)
- MANHAT(UAE)
- Health Emergency Initiative (HEI)(ナイジェリア)
- OOYOO Ltd.(日本)
- FAO Publications(世界各国)
選定委員は、ディミトリ・ケルケンツェス氏(BIE事務局長)、浅川智恵子氏(日本科学未来館館長、IBMフェロー、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会副会長)、マリアン・メンサー氏(ClimateInnov (CIEL) CEO)、サンドゥーク・ルート氏(眼科医師、ティルガンガ眼科研究所ファウンダー兼医長)です。
TEAM EXPOパビリオンについて
「TEAM EXPOパビリオン」は、参加型万博実践の場であり、「TEAM EXPO 2025」プログラムに参加する活動やベストプラクティスが展示されます。約3,000組の参加者を募集し、来場者、展示者同士の対話を通してSDGsの達成を目指します。
まとめ
本ニュースレターでは、2024年11月時点でのフューチャーライフヴィレッジ参加企業の一部と、2025年日本国際博覧会ベストプラクティス選定結果が発表されました。今後、更なる参加企業・団体の発表が期待されます。


